2012年3月18日日曜日

音響さんとの会話

昨年、大手のPA会社さんからは、試してはみたけれど、今回は見送るという答をもらったFiberFoxの光ケーブルですが、PAさんの場合(仮設で仕込みをするコンサートの音響さんの意味)システムをケーブルも含めて一式で使用することに安心感をもつことと、残念ながらPAさんは音の伝送にイーサネットプロトコルを使用することに積極的ではないと聞いた。

1 システムは一式でそろえたい(ケーブルだけ別のメーカーは嫌)
2 ネットワークはあまり好きではない

上記2点の理由が、FiberFoxを音響さんに向けて宣伝することに問題があるというのが昨年の結果でした。しかしながら昨日、Webページをたどって連絡をくれた音響さんが検討してみたいと言うのです。しかもFiberFoxはオプトコア以外にストラトスというメーカーさんでもOEMで導入しているそうで、実は音響さんの世界ではすでに利用例があるという。そこでケーブルも含め、イーサネット化に向けた相談がしたいとのこと。これはつまり、別のメーカー名ではあるけれど、FiberFoxと同じケーブルがすでに使用されており、別メーカーのシステムに実は、中身は同じのFiberFoxが存在しているというわけです。さっそく、来週はフランクフルトでその音響さんとお会いすることとなりました。

いつも感じることですが、誰もが認めるいい製品を自分は選択しているけれど、この世界の仕組みや販路の少なさで商売になっていない気がする。営業も下手ですしね。でも現場目線で見れば、クリーニングしなくてもいい光ケーブルなんてすばらしい製品だし、ツアーマーケットでは必要なケーブルであろうということは明白です。このケーブルの需要がない理由は、ただ1つ、イーサネット化が進んでいないというこの1点につきると思います。

今後は、映像業界や音響分野でも新しいパートナーを見つけて、それぞれの分野でケーブルやネットワーク製品に関連する良い製品をご提供できればと考えています。

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