2012年3月23日金曜日

高機能なネットワークスイッチ












ProLightSound2日目、今日はLuminex社の新しいGigaCore14Rというスイッチについて、詳しく話しをしました。このスイッチは、光ファイバ−ポートのギガビット対応という意味で、以前の機種に対しての新し感がありますが、今時Gigabit対応で新しいなんて言うつもりはなく、それ以外の数多くの点で、ステージ分野のネットワークを次のレベルに動かすものがあると感じています。

GigaCore14RのRはリダンダントの意味で、彼らはRlinkXと呼んでますが、複数のケーブルでGigaCore14Rを接続した際に、メイン回線が遮断した際の自動切り替えが、リングトポロジーでもメッシュトポロジーでも可能で、つまり2本でも4本でも複数のケーブルでスイッチ同士を接続してもループは起こらず、自動で通信経路を設定してくれます。しかも、そのすべてが特別な設定なしに、オートマチックで提供できる点とまた、特別な技能を要求しない点がLuminexの良さでもあるわけですが、それらが普通に搭載されてくるその背景にこそ注目したいわけです。

徹底しているのは、PoEをオプションに入れたことで、熱問題が出ますが、その為にファンが搭載されており、このファンもバックアップ用に2基搭載されます。加えて、PoE用の電源とユニット本体の電源のバックアップ用にモレックスの電源コネクタがついて、AC電源喪失時の保護が図られます。(ファンは熱がある一定以上にならないと回らない仕組み)

このスイッチはバックアップ機能以外にも、VLANやポートトランク機能などがライセンスにより提供され、必要であればライセンスコードでアップグレードできます。つまりリダンダント機能は標準で、VLANやポートトランク、そしてPoEなどのオプションを追加することでグレードが決まる仕組みです。
SRSの後継機種ですから、当然光ファイバー用のポートがあり、これは今時のSTPモジュールで提供されます。(日本ではSTPモジュールを搭載した状態で販売します )

いろいろ書きましたが、こうした機能の、そうVLANでさえも、難しい設定はほとんどなくただのスイッチングハブみたいな感覚で使えるほどにすべてがオートマチックで簡単です。この簡単さがステージでは重要なんだ。コンソールポートからコマンドで設定なんてありえないよ。という言葉が印象に残りました。

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