2012年6月30日土曜日

高速なリングプロトコルのL2スイッチ

今年3月で終了したSafety Ring Switchというネットワークスイッチは、光のポートを2系統もち、トータル9ポートのL2スイッチですが、カッパーポートはイーサコン仕様で、高い耐久性をもつファンレスのステージ向けスイッチです。現在も、フランスや日本の有名劇場の照明ネットワークを支えており、製造終了したとは言え、高速なリングプロトコルによる冗長化が組める点は、高く評価していいと思います。

そして、音響さんの世界では イーササウンドの推奨スイッチとして有名で、100Mbaseとは言え、100Baseのイーササウンド装置を利用している人や、今の照明ネットワークにおいては、十分な能力だと思います。そんなSRSが6台ほどですが、バーゲン価格で販売できそうなので、こっそり弊社フォーラムで、情報を出しています。

弊社では4台を保有しており、Luminex社にも数台が残っていますが、6台ほどが売れ残ってしまい、限定6台ですが、特別価格での販売をとなりました。ご興味のある方はご連絡をお待ちしております。お値段は、もう少し交渉の余地はありますので、ご相談いただければ、検討します。




2012年6月28日木曜日

Connex製品のラック












 しばらくぶりに東京へ戻ってきました。
20日から、出張しておりましたが、通信環境がなかった故、いくつもの仕事が滞っており、帰ってくると同時に、忙しい1日となりました。

さて、 そんな中、落ち着いた時間帯の今、新しいラックが届いたので、ファイバーフォックス関連の専用ラックを組んでみました。

ファイバーフォックスは、音響業界、照明業界、映像業界の3つの分野で、おそらく私が考えるに最高の通信ケーブルとして活用いただける光ファイバーケーブルですが、その関連製品は、写真のようなラックに取り付けるパネルなど多数あり、これらアクセサリー類も、なかなか魅力的です。

目玉は、3UのFCMモジュールマウントラック。これまでの1Uとは異なり、縦にモジュールを差し込むタイプで、9台のモジュールを仕込むことができます。
ケーブルを接続した時の具合もよくて、1Uより使いやすい感じです。

まもなく、FiberFoxのEBCコネクター以外に、ノイトリック社のオプティカルコンの変換なども届きますので、すべてそろったら、是非、展示会などに出展したいと思ってます。
もし、弊社に来られる機会があれば、是非、ご覧ください。




2012年6月17日日曜日

入り口デザイン変更













マイルランテックは五反田TOCビルの11階にあるのですが、入り口は店舗みたくガラスのドアになっており、外から中が丸見えになってしまうため、入り口付近にパーティションを置いて目隠ししていたのですが、もっと開放感のあるオフィスにしたいという要望などから、最近、大きくレイアウトを変えつつあります。

唯一ある窓側も荷物置き場になっていて、部屋が暗いとか、物を置きすぎることでさらに拍車をかけて部屋全体が、暗くなってるという点を改善すべく、いろいろ取り組んでいます。

そんなわけで、まずは入り口からと、ガラスにフィルターを張ってみました。これによって、これまであった黒いロールカーテンを撤去、入り口付近のパーティションも撤去、外からも光が入ってくるため、全体が明るく変りました。



2012年6月16日土曜日

ショープログラミング














Medilonのプログラム中の写真です。
画面がたくさんありますが、ショーマスターのプログラムとパネルソフトを2面作成しているので、こんな環境になります。

おおまかなロジックは、2〜3回程度の打ち合わせとメール等のやりとりで決まった仕様を元に、3日くらいで作り、それを元にショーマスターのプログラムとパネルソフトウェアという操作画面のプログラムを行うのですが、それぞれに2日程度はかかりました。
この時点で、7日間はまるまる時間をとられる計算です。

しかし、これで終わらないのが、プログラムの難しいところで、ランニングテストを行うと、さらに2日間程度は、時間をとられます。これに変更や修正が入ると、さらに時間がかかり、トータルすると、1日平均6時間〜8時間で2週間はこの仕事にかかりきりになってしまう点は、いや、もう大変な仕事です。プログラム費用が高くなってしまうのは、これでご理解いただけるのではないかと思います。

自分の場合、平日は、ほとんど作業ができないので、土日を中心に行うこととなり、いかに短時間でこのプログラムを作成できるかとまた、これをどうやって人に引き継ぐかが、重要なポイントになります。自分にしかわからないプログラムは誰でもできるけれど、他人が見てわかるように作るのが重要なんですね。

でも、おもしろいですよ、これ。ほんとうに。。こういうのが好きな人にはたまらない仕事だと思いますね。自分が描いたフローチャートの通りにシステムが動いた時のなんとも言えない達成感は、マニア心をくすぐりますね。確かにある面では難しいと感じる点もありますが、コードをゼロから書くような不毛な作業じゃなく、照明卓みたいにすぐにテストができるので、トライアンドエラーを繰り返して勉強しながら作る事もできる。このショープログラムという分野、ニッチ産業かもしれませんが、近いうちに、非常に重要な分野になると思いますね。



2012年6月15日金曜日

DanteとCL5とリダンダントなGigaCore14













 先月あたりからYAMAHAさんのニューコンソールには、デジコムさんのご支援により、GigaSwitch8を推奨いただいておりますが、未だGigaCore14Rについては未検証のままなのは、まあ、いろいろ忙しいもんでとか、そんないい加減な理由ではなくて、YAMAHAさんのリクエストに応えたいがための、改良などもあって、もう少し時間が欲しいという現状です。

しかし、早くリダンダントスイッチが試したい。というか、ファイバーフォックスとのコンビネーションで、まるで朝のお通じのようにすっきりしたいと思ったかどうか?今日は、実機を持ち込んでのリダンダントテストとなりました。

結果はもちろん、問題なしで、プライマリー回線を抜いても、音が途切れることなどもなく、切り替わりがわかるわけもない。見事です。正直、このままでいけるんじゃない?という気がしないわけでもないのですが、どんな事にも慎重に取り組みたいマイルランテックとしては、もう少し時間を置いて、NEWファームウェアの完成をもって、受験生のごとくテストに臨みたいと考える次第です。

 最近、照明だけでなく、音響の方面もいろいろ勉強しなければならない事が多いのですが、昔、個人的に、すこーしだけかじったことのある音響分野については、いや、もうCL5とか別世界ですね。エフェクターもイコライザーも何もかもがコンソールの中で、コンソールの中に、いろんな機材が集約した感じです。そして、見た目は照明コンソールのごとく、タッチスクリーンで多種多様な機能が画面の中に表示されています。しかも非常にコンパクトなサイズ。音響のコンソールは大きく変わりつつあるというか、もう変わった後なのか?それはよくわかりませんが、素人的にも、驚きが十分伝わるコンソールの世界を垣間みた本日でした。



2012年6月12日火曜日

吹きすさぶAppleの風

WWDCでは新しい情報もなく、何も変化なしか?と思われたMACPROが、今まさに現行シリーズの最後のアップデートとなったようです。Appleストアでは、8コアがなくなって、12コアのみが選択可能となっており、値段も下がってます。

確かに今、これを買うのは、まもなく登場するであろう次世代MACを考えると、微妙かもしれませんが、12コアのMACPROなんて、まだこの先5年は現役じゃないでしょうか?今、うちの事務所で使用している8コアのMACPROは2008年型ですが、Catalyst的には、さすがに現場に出す事はできずとも、オフィスで使う分には、メモリーを追加して、快適そのものです。

もし新しいMACが登場し、現行シリーズがCatalyst的に引退となっても、映像書き出しやその他の用途で、まだまだ数年は快適に使えることと思います。そういう意味では減価償却期間のその先までMACPROは使えるわけで、専用ハードのメディアサーバーより、はるかにお得なハードウェアと言えるでしょう。しかも値段が、以前の8コア並みに下がったのですから、(以前は52万くらい)今が買いなのではないか?と、個人的には早く決算を終わらせて、次の予算でなんとか購入したい衝動に駆られます。




MACPROは発表されなかったWWDC

 先のエントリーでMACPROに関して、単に予想だけであおってしまいましたが、結局のところ何も新しい情報はなしと、また先送りになり、予想は大はずれになりました。

 WWDCではMACPROは出ませんでしたね。

これによって、MACPROを使った業務がいましばらくは、続けられるということで安心した人もいたりするのじゃないかと思うのですが、7月にはMountain Lionが確実に登場するでしょうから、やはり波乱は避けられないわけです。

 新しいMACPROが欲しい気持ちもありつつも、今のMACPROとCatalystのパフォーマンスでも十分仕事になるという想いもあり、とにかくAppleさまには、安定した製品を安定して供給して欲しいという願いがすべてです。こうなると、現行のMacminiとMACproを買っておこうかとも思う次第ですが、どうしたものか。。




2012年6月8日金曜日

サウンドフェスタで披露













 すでに、あるコンサートツアーで活躍しているGigaCore14Rですが、見た目はごらんの通り、GigaSwitch8とよく似ていて、わかりにくいです。しかしその中身はパワフルで、リダンダント機能搭載の多機能ないわゆるマネージメントスイッチです。

照明業界では、このGigaCore14RとFiberFoxの組み合わせは最強の組み合わせだと自負しておりますが、来週、大阪で開催されるサウンドフェスタには、このGigaCore14RとFiberFoxのギガビットメディアコンバーターなどが展示されます。見た目は地味ですが、どちらもまだ新製品なので、興味のある方は是非、見に行って欲しいです。



2012年6月7日木曜日

MACPRO登場へのカウントダウン

最近、MAC方面には、アンテナ感度を下げた状態ですが、それでも聞こえてくる、MACPRO 更新の噂。そして今度こそ、それが本当になるのかもしれない話が来週に迫っています。 もしかすると、来週のWWDC でMACPROの最新情報が出るかもしれません。

WWDCの噂?

よくあるAppleさんの「にんじん」ぶら下げ作戦かもしれませんが、もし、来週MACPROの登場が確実となった場合、先のMACPROの 買い時ではないか?というエントリーで書いた通りですが、Catalystのプラットホームが大きく変化するタイミングであり、今あるMACと Catalystで確実な仕事をするというのも1つの選択肢ですし、また確実な動作検証がいつ出るかわからないままに、未来のNew Catalyst環境を夢見て、待つという選択肢もあります。先のエントリーに書いたよりも早くにカウントダウンタイマーが動き出してしまいました。





広がる前線

最近、ショーコントロール機器を扱う会社として、不得意とは言え、やらねばならない音響分野の勉強をしながら、それはそれで奥が深い上に、顧客は皆がプロですから、こちらの対応能力を上げねばならないと強く感じております。(努力しております。)

しかしながら、世の数多くの制御屋さんと同じく、自分のバックグラウンドが音響や映像にあると、照明がまったく理解できないのと同様、こちらは音響がよく見えていないという、ありがちな状況にあり、どうも守備範囲が広がりすぎて、個々の対応能力のレベル低下を招いた気がしてならないです。

自分のトレンドレーダーなり、好奇心レーダーの感度が不明瞭なのは、仕事内容が広がり過ぎた故、個々のターゲットを掘り下げる時間配分が少なくなったといったところでしょう。
しかしながら、探究心と情熱で、まだまだ深いところをえぐっていきたいと思っておりますので、今後も引き続きお願いします。



2012年6月6日水曜日

オーディオサーバーの便利さ













 昨年、展示会用にMedialonから借りたものの、自分自身はじっくり触れる機会がなかったMedialonのAudioServerが目の前にあります。

これまで、オーディオサーバーというと、ローランドの製品で満足していたためか、MASは高額だし、今ひとつその良さが、自分自身よくわかってなかったのですが、実際に触れてみると、驚くほど便利なことがわかりました。

まず、マルチトラックの再生が可能なことと、(WAVファイルってマルチトラックで作れるんですね)そしてそのトラックは、それぞれにボリュームがついているので、1つのファイルで個々のトラックのボリュームを調整してバランスがとれる。また、アウトプットのボリュームとまたプレイヤー個々にもボリュームがあるため、送出の時点でいろいろと調整ができるのがいいと思います。

また、プレイヤーと呼ばれるオーディオデータを再生するデバイスをいくつでも設定できるので、このプレイヤー選択を変える事で、さまざまな出力方法を選択できます。
データコンテンツはFTPクライアントを使う事で、簡単にアップロードできるし、これを使えば、各種のSEやBGMなどの音声データを同時多発的に実行(発生)させることができ、大量の音声データを広い範囲で再生する必要がある場合には便利です。
 16Chと32chの2つのグレードがあり、このチャンネルというのは出力するコブラネットのチャンネル数になります。