2013年8月15日木曜日

光ケーブルのマルチコア時代

 暑い夏が続きますが、8月も、はや後半に入ります。毎年、自分が感じる時間の速度を越えて猛烈な早さで過ぎていきます。遠い未来に、うちの会社はどうなっているのだろう?今以上にちゃんと価値を提供できているだろうか?より多くの専門知識を有した人材を輩出できるだろうか?そんな事をふと考えます。

さて、これは遠い未来の話ではありません。 もう来年にかけての話です。
今、データセンターなどでは、光ファイバーの接続において、当たり前にMTO/MPOコネクターが活用されているように、光ケーブルはマルチコアが当たり前です。

もちろん当社のFiberFoxにも、4コアのマルチケーブルがありますが、いや今年後半からは、一気に24コアとか、そんな世界になっていくだろうと予想しています。まだ多くの現場で光ファイバーすら使ってないのに、時期尚早の話ではないか?と言われそうですが、コンサートステージなんかでは、こういうマルチが便利になる事は間違いないです。

実際、すでに光ケーブルを使っている会社などでは、ノイズを気にする事なく、200mとかの延長をしているし、使用するDMXも、もはやユニバースを追加することにためらいはなく、10ユニバースなんて事はなく、もう24ユニバースとか30ユニバースと、その数は増え続けており、そうするとやがてキロバース(1024ユニバース)単位が普通になる事も決して不思議ではなく、夢物語でもないと思うのです。

そうなると光ケーブルも2コアの1系統では足らなくなることが予想され、そのうちマルチでつなぐようになるのではないか?と思います。もちろん1ギガから40ギガ、100ギガと帯域が増えていけば、マルチでなくてもいいですが、そもそもその帯域の伝送には、バックボーンはマルチコアになるんじゃないか?と思うのです。

そしてコンサートステージにおいては、 24コアとかのマルチケーブルを活用して、余ったコアを映像伝送に活用したりと、かなり使い勝手はいいと思います。そして、今使っている2コアケーブルは、ステージ上でルーフにネットワークを延長したり、上手から下手への送りなどに使われるだろうと予想します。

今年後半になると、おそらくFiberFoxだけでなく、その他のケーブルもマルチコア(24芯のような多チャンネル)のケーブルが登場するでしょう。この進化スピードの早さには、本当に驚きますが、次の時代の扉を開けるようで、楽しみでもあります。さてステージ産業の未来はいったいどうなっていくのでしょう。。数年前、どれほどネットワークが重要だと語っても、いっこうに前に進まなかったネットワークシステムも、今や誰もその重要性を疑ったりはしません。きっと数年後の未来には、光ファイバーなんてものは陳腐化して、当たり前の時代になっているんだろうと思いますね。






2013年8月6日火曜日

UKでilumo Hands-onセミナー

 













 今日は私の独り言ではなく、久しぶりに照明機材の話です。といっても当社の取扱い製品であるilumoなんですが、つい最近、7月23日にロイヤルオペラハウスでUKの照明デザイナーを集めてilumoの説明会が行われたそうです。

開催場所もすごい場所ではありますが、UKを代表するデザイナーたちが集まったというのはすばらしい成果だと思います。当社とはまるで営業力の異なるUKのディストリビューターです。

反応はかなりよかったらしく、デザイナーたちは皆ilumoの可能性を高く評価したようです。単なるLED照明だったなら、感動もなかったと思うのですが、ilumoのコンセプトである正確にキャリブレートされた色をRGBWの完全な統合で生み出すイノベーティブなカラーミキシングと、他社製品のカラーを生み出すカラーマッチ、そして 色から色への美しいフェードを可能とするカラーパレットコンセプト。

しかし難しい話は抜きに、単純にイルモって、見た目がスタイリッシュですよね。ステージ前のころがしにしても、SSにしてもバックレイヤーに仕込んでも、見た目がいいというのは多くの人の意見じゃないでしょうか?

当社は音響と照明の両業界向けにネットワーク製品を販売するとともに、映像業界的にはカタリストの会社というイメージで、ご想像の通り照明業界の経験者は私一人で、マイルランテック自体はかなりニュートラルな立ち位置にます。そういうわけで、このilumoについても、販売はPCライツさんにお願いしており、当社としてはディストリビューターに徹するつもりでいます。ご興味のある方は是非、PCライツさんまで、お気軽にご連絡をお願いします。







2013年8月5日月曜日

夏期休暇なしの今年

 またしばらくぶりの更新になりました。文章を書くというのは習慣化しないと、なかなか書けないもので、社員には文章を書くというのは、思考の整理につながるし、自己修練になるから、挑戦しなさいと語りつつ、自分自身がブログを書くのが苦手になってきました。お恥ずかしい話です。

さて、今日は夏休みの話です。今年、当社は会社として夏期休暇をとらない決断をしたのですが、もちろん社員は夏期休暇を、それぞれにとる予定です。単に分散して取得するだけで、まとまって休まない故に会社は平常通り、だれかがいるという状態なわけです。なにしろ、最近作りなおした就業規則には夏期休暇ありになっているので、なくすわけにはいかないのです。いまのところ、私だけは休みなしの予定になっています。

知り合いのある会社さんは、社長にもバカンスがあるようですが、私はとれそうもないんですね残念ながら。。これってちょっと自虐的かなと思っていたら、先週の金曜に電話してきた社長さん、当たり前に「明日の土曜日でしたら動けますので、明日、打ち合わせしますか?」と聞いてきます。内心、「でも土曜だしねえ〜」と思って、もう1社の社長に、明日どうでしょう?と打診すると、こちらも、普通に午前中は現場ですが、午後2時くらいでしたら動けますとの回答。。やはり中小の社長には土日もバカンスもないようです。

今年に入り、土日は休むようにしていたのですが、これも厳しいビジネスの世界では、甘えになるんでしょうか?そういえば、つい最近参加した異業種交流会でも、皆、社長さんはエネルギッシュなオーラを発散しており、自分の気持ちの弱さを意識したばかりです。いや、しかし会社経営は長距離走でもあるし、少し休みも必要じゃないかとも思うんですね。ああ、それが自分の甘さなんだ。。そんな想いで今日も1日が終わります。