2015年9月29日火曜日

ショーコントロールのサンプルプログラム

 今日はいい天気です。展示会日和ということで、名古屋に出発予定ですが、今日からうちは引っ越しというイベントも抱えていて、本当、ちゃんとできるんだろうか?と不安を抱いても、仕事は待ってくれません。

つい最近、Medialon社のショーマスター購入予定の方や、すでに運用している方のリクエストに基づいて、ようやく重い腰を上げて、チュートリアルマニュアルなんてものを作りましたので、お知らせです。

 http://mrte.jp/software.html#sample_program

このアイデア、2年前から構想していたものの、こういう自作のマニュアルって、シナリオというか、原本があるわけでなく、ゼロからつくることになるため、たいがい、そうなると自分で作るしか無く、誰も実行してくれないので、誰か作れ!と2年間騒いだものの、結局、諦めて自分で作りました。理由は数百ページのマニュアルなんて誰も読む気が起きないし、少ないページの簡単な解説のほうが、まだ我慢できるという自分の体験からもきています。

これからサンプルプログラムと一緒に、こういうマニュアルをアップしていきますので、多くの方々の中でMedialonプログラミングが身近に思えてくると思います。決して難しいものではなく、実はちょっとコツをつかめば、とても面白いものだとわかると思います。
例えば、展示会向けに、何度も繰り返されるショーの管理プログラムとか、画面の操作で照明シーンを記録するサンプルプログラムなど。こういう小さなプログラムとマニュアルをセットにしてサイトにアップをし続け、Medialonを使って解決するさまざまな自動制御の現場に貢献できればと思います。 (ほんとに続くのかな?)




2015年9月17日木曜日

ショーコントロールとメディアサーバーの相性

 
 
 
 私が2009年からショーコントロール(同期演出)に関する製品(Medialon)を扱いだしてからすぐに、いくつかのMediaServerがショーコントロール機能をもつようになったのは、気づいていたし、それでも自分の経験から、いや、そうじゃないでしょう。とあえて無視を決め込んだものの、決して、気にならない訳ではなかった。

そもそも、2007年にCatalystで提案していた事はSAMSCという制御ソフトの部分を活用したMediaServerによるショーコントロール的な価値であったわけで、MediaServerとショーコントロールの相性が高い事は理解していたから、自分の中で単なるメディアサーバーでは意味が無い、やはり周辺機器をまとめる。つなげる役目としてのカタリスト。それが、新しい価値なんだと、実はそう言いたかったのが、まさに2007年からの2〜3年の状況だった。

しかし、いくつかの体験から、1つの製品でMediaのプレイバックプログラムをしながら、ショープログラムを行うことの困難さと、よりきめ細やかなショー制御については、独立したショーコントローラーにこそ価値があると結論づけたのは、そういう、まさに自分の中でのこの分野に関する結論だった。はずだった。

それがコンピューターの進化(ソフトウェアの進化)により、例えば、当社の新製品であるModuloのように、マルチユーザーアクセスが可能で、制御プログラムが容易であれば、メディアプレイバックを実行しながら、ショープログラムを別の人が行うことは可能であり、さらに映像に関連する機器の数は多数あって、Mediaとリンクするべきものが多い事を考えると、メディアサーバーを軸にしたショー制御というのはありだなと。。d3などをみていたら思うわけです。

ただ設備におけるAV制御、しかも自動制御といった部分やライトアップの制御とかスケジュール管理とか、条件制御を必要とする特殊効果のトリガーみたいな事について、単独のコントローラーが必要な場面はあるのだけれど、それが映像を主体に展開するものについては、メディアサーバーで完結する可能性もあり得るわけで、そこに多機能なMediaServerがあって、ほとんどがTCPやUDPといったイーサネットベースで解決する機器の管理となれば、もはや専用のコントローラーなしでいいじゃない?ユーザー向けのタッチパネル画面デザインまでできるんだから。。これが今、自分の中ではじける新しい
世界だな。。おもしろい分野だ。