2016年2月15日月曜日

変わりゆくショー技術の仕組み













 先週1週間アムステルダムにいました。恒例の展示会視察です。
いつもは、わりとしっかりしている自分ですが、初日に携帯電話を失くしてしまい、かなりブルーな気分で過ごすはめになりました。加えて夜中まで遊んだせいで、ひどく酔ってしまったのも、きっと、どこかに心の隙があったせいです。お世話になっている方々にはご迷惑おかけします。(会社にご連絡ください)

このオランダで開催される展示会Integrated System Europe はAV制御やITテクノロジー分野の展示会です。毎年、拡大している印象で、まさにシステムインテグレートという仕事をされる人には必見の展示会だと思います。数年前は、さほど日本のイベント及びショー産業の方々は見かけなかったと記憶しますが、今年は日本から多数の映像業界の方々がお見えになっており、日本でも注目度が高まっている感じです。今後も重要な展示会になることは間違いないですね。

この数年のトレンドに業界の集約化が感じられますが、この展示会でもエンターテイメント産業に属するさまざまな分野の製品が互いにコミュニケーションをとり、連携した演出を組み立てる可能性を感じる展示が見られました。基盤技術がITとなり、追いかけるべき指標が同じになった今、それは避ける事ができず、エンターテイメント産業全体で、Unified Communicationというキーワードが聞こえてくるようになるでしょう。

さらにこれらは複雑に絡み合う形で進化すると自分は予想しており、演出のデザイン現場から検証作業(プレゼンテーション)とさらに実際のコントロールまで1つのフローとして、映像や照明、舞台美術までが一貫してつながる様子がイメージできます。これらは間違いなくITという基礎技術の上で1つにつながっていくものでしょう。