2018年1月7日日曜日

改革の難しさ

 2018年になりました。遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
マイルランテックは多くの方々にお世話になりながら、今11期の後半へと入りました。
本年も何卒、よろしくお願いします。

私は、よく早歩きで、いつも前かがみに前進していると言われます。また、いつも焦りすぎ、早すぎる。それは残された時間の短さに対する焦燥感からくるのか?単に短気なだけなのか?当人もわかりませんが、確実に言えることは、本当にあっという間に時間は過ぎ去り、起こった事象はそのままに、ただその変化の先頭に立ち、現実を認め、次の改革を進めるだけです。ふう、ため息がでます。

このブログでも、当社の改革宣言をしてすでに3年が経ちましたが、当時の焦りは、この業界の構造変化です。まだすぐには来ないとは思いますが、3年前から私は大きな構造変化が来ると感じています。詳しくはまた、そのうちに書きましょう。そんな想いだからこそでしょう、 2014年の記事を読み返すと、いかに自分が改革を求め、その実現にむけて意欲を示していたかがわかります。社員の多くは、理解できなかったようですが、危機はそこに未だあると思います。

http://milecontrol.blogspot.jp/2014/12/7.html 

この3年は、さまざまな改革を目指し、また輸入代理店業というビジネスの終わりを感じ、業態変更や新たな何かを見つけようと、もがき苦しんだ3年間でした。自分でその改革について、完了宣言をだしたにもかかわらず、結果は惨憺たるものです。いかに変化するのが難しく、イノベーションという言葉が重いかを実感するとともに、今頃になって会社の運営が極めて難しいことを思い知ります。

社長には優しさがない、創業社長に振り回される、感情的、やっていること、言うことがころころ変わると言われますが、当社に一番長く在籍している社員は、私の主張があまりに首尾一貫していて、逆に驚くと言います。それはつまり私の主張は、10年前からさほど変わってないことを証明しています。

確かに、昨日今日入社した人には、これまでの経緯も、それに対し私がどう対応し、何を焦り、さまざまなストレスに苦しんだかは、理解しようがないのです。数年が経ち、私の考えることが大きなリスクとして健在化する時、私が発した警鐘は忘れ去られるにちがいないけれど、大企業ではなく、中小企業だからこそ、頭をひねり、どうすれば継続して価値を提供し続けられるかを深く考えねばならないし、そのための現実的行動も必要なんです。拙速と言われようとです。

そのための改革が2014年にスタートし、 2016年には完成したはずだったけれど、その多くの試みは泡となって飛散し、今の私はスタート地点にもどったような印象です。結局、誰かに想いを託すとか、誰かを育て、彼らにすべての仕事を任せることなど不可能で、また自分の求める理想のパートナーなどは存在しないし、自分のやれることを粛々と皆と協力してやっていくしかないのだろうとも思います。また再度、改革の機運が高まるかどうかですが、しばらくは、自分に与えられた役目をしっかり担い、あまり先急がないよう、今の仕事に専念したいと思います。しかしながら、この3年間で費やした費用は、その結果に対してあきらかに失敗でした。それをしっかり事実として受け止めねばならないと感じています。 本当に人の採用ほど難しいものはない。