2019年9月14日土曜日

スタートライン















 9月に入り、少し涼しい空気になっているGenkの街で、この1週間の業務がおわり、土曜日の今日は、これからアムステルダムへ移動することになっている。
グローバル企業を目指すLuminexというベルギー企業において、Subsidiary Companyの社長、つまりはカントリーマネージャーを任せてもらえるのは、自分にとっては奇跡のようなものだと常々、思っている。

そして、会社が成長するに従い、人も増えて、自分の役割も大きく変化していくこと、来年には50になる自分自身も、この仕事を続けるのであれば、さらに能力を高める必要があるのだという事を最近、強く感じる。しかしながら、私は自分の会社のオーナーでもあり、社長でもある。しかも両社はともに同じような産業で働いてきた。これがこの数年間、歪みとなって、私を苦しめ続けたと自分は考えている。 しかしおそらく、それもようやく終わる

 2019年の8月、以前から計画して通り、LuminexJapanが、私の会社マイルランテックのオフィスから出て、新しいオフィスへ引っ越しをした。互いの共存関係が終わり、異なる道に進むことになった2つの組織は、それぞれに独立した道を歩むのである。これは新しいスタートラインとも言える。後年、この時期を振り返った時、間違いなく、マイルランテックとして、やっと重荷が取れた印象として残っているのじゃないだろうか?

12年の間、十二分にマイルランテックは、Luminexに貢献してきたし、もちろんその見返りとなる恩恵も受けてきた。しかし最後の2年あまりは、まさに身を削ってまで、支えたと言えるだろう。最後はぼろぼろになって、悲惨な状況だったと自分は感じている。あの当時に働いてくれた人、そして去っていった社員には、心から迷惑をかけたねと、謝りたい気持ちになる。自分でもなぜ、そこまでしてLuminexを支えたのか?使命感なのか?本当にベルギーの社長に感謝し、何かを返したかったのか?今では、遠い記憶の深みに埋没して、思い起こせるものが何もない。

今年、マイルランテックは、Luminexビジネスだけでなく、 劇場のビジネスも舞台照明のビジネスもすべて破壊した。これまで築き上げた価値を自ら放棄したのだ。それを持って、Luminexとの関係を断ち切り、新たな価値創造へ向き合ったのである。そのためには、いつまでもマイルランテックのミルクを吸い続ける子どものようなLuminexJapanをそばに置いておくわけにはいかない。2つのオフィスを分ける決断は、必然だった。

これにより、2つの会社の交流を断ち切り、連綿と続く社長への批判などの負の連鎖も断ち切りたかった。その後に、新しい社員を獲得することで、皆がニュートラルな感性でスタートラインに立てる。また、私自身、2つの会社で社長業を行う上でも、同一の業種では、利益相反が起きてしまい、常に判断が揺れることになる。今もそうだが、Luminexサイドに立つ視点と、マイルサイドに立つ視点で、自分の表現も考えも大きく変わる。この状況が常にストレスであり、正常な判断を阻害する要因でもあった。

こうしたストレスと混乱を除去するために、この決断に至ったが、今、こうして新しいスタートラインに立ち、Newマイルランテックとして、これからようやく新しいビジネスに向かうことができる安堵感を感じるとともに、オフィスには純粋に新しいマインドで入社した社員もいる。新しいメンバーで、マイルランテックだけのオフィスで、新しい世界を創っていける。これこそまさに新しい時代の幕開けになることを確信しています。



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