2016年12月29日木曜日

2016年の終わりに(変化する指標)

 毎年のことながら、1年が過ぎ去るのは、本当に早いと思います。無常迅速とはまさに。
今、こうして恒例の、一人、”事務所で振り返る1年” です。社内は静かで、テストランしているハードウェアの唸りだけが、虚しく響いています。

 今年は最後まで、押し寄せる数多くの情報と格闘し、途方にくれるほど当社の仕事の幅も広がりました。大変ではありますが、変化し続けないと企業は長く生きられません。
同じことを同じやり方で続けるというのは、リスクでもあり、衰退化していくことに繋がります。きっと、今年の大きな変化で5年後には、マイルランテックの業務には全く新しいジャンルが誕生しているだろうし、その頃には社内の景色も相当に変わっているでしょう。それが自分の目指す会社の理想です。自分が経営者である限り、変化を追い求めるのが、自分のやり方だと思う。人の採用も進め、新しい商材も仕入れ、新しい会社の運営方法も採用した。

おかげで、2016年は、まさに脱皮するかのごとく、これまでの10年の呪縛を自ら拭い去り、次の10年をあゆむ準備ができたことを強く感じます。確かにセットバックした(後退した)局面もあったかもしれないけれど、あの頃はまだ自分にもどう対処すべきか?わからないこともあったし、それがベストな選択だと思って実行したこともあった。その結果、数年という時間を失ったのは事実だけれども、あれは遠回りすべき時期だったかもしれない。何れにせよ、今は軌道修正し、想定される動きのセンターに自分は立っており、
全てがコントロールされていると思う。

しかし、常に時代は変化するものであり、同じやり方が通じないことが常識だと思えば、もしかすると10年も経つと、うちの業態そのものも、異なるものに変化しているかもしれません。追いかけるべき目標もいつしか異なる基準になって、同じ指標を追いかけていては、道に迷うかもしれない。やはり時代は変化し続けるのだと思う。だから、追いかけるべき指標は時代とともに変わり続け、それに気づき続ける感性が社長には、必要なんだと思います。

自分も気づけば40代後半に突入し、意識していないと、自分の発想そのものが古びてしまいます。まさに時間が過ぎ去るのは迅速で、世の移り変わりは早いです。自分をアップデートし続けないと、何もかもが古くなる。つい最近、会社の継続を断念した人の話を聞いた。どこか時代の変化に対応しきれずに色褪せる景色の中かから抜けられない苦悩を感じずにはいられなかった。10年以上続けても、こうして継続を断念せざるをえない状況になる人もいる。やはり会社を続けることは難しいのだと思う。

さて、改めて2016年は、様々な業界の方々に、お世話になりました。私自身、たくさんの刺激を受けて、数多くの気づきを得ることができ、目標だった改革完了にも目処がついたのは、大きな成果だったと思います。今年6月に発表した事業計画はすでに大きな変更を加えて再度、設定し直しました。自分の頭の中にある計画が現実と全く同じというわけにはいきませんが、計画を作ることとそれを実践すべく努力することには意味があります。

マイルランテックとしては、2016年が改革完了の年と位置付けましたが、これから時代が大きく波打つ2017年は、まだまだ面白いことが押し寄せそうです。この変化の波を楽しんで乗りこなせるようになりたいと思います。今年、1年ありがとうございました。