2014年6月19日木曜日

無常迅速という言葉を残し

 ずいぶん昔のことのようにも、つい昨日の事のようにも思える事。
1つの事に夢中になって取り組んでいた30代、私はLBNというブログを書いたり、日本照明家協会の雑誌編集に関わったり、またその協会で行われている技術セミナーに取り組んだりと、自分にできる事をただ、楽しみ、人がそれを受け入れてくれることに喜びを感じていた時代、それは自分にとっても有意義であったし、またそれを与えてくれた人が喜ぶ顔を見るのもうれしく思えた。あの当時、そうしたチャンスを与えてくれ、いつも子供を見るような目で見守ってくれたのが、阿部さんだった。

 今年の年初にいただいた年賀状に書かれてあった言葉は、無常迅速。その深い意味を理解せず、新年会でお会いした際には、どういう意味ですか?と問うたものの、笑顔で、「そのままの意味だよ」と答え、まさかその言葉のとおり、人の一生の儚さを見せるかのようにいなくなってしまうとは思いもしなかった。。

月曜に訃報の連絡をいただき、金曜にお亡くなりになった事を聞きました。心よりご冥福をお祈りします。 やはり時のうつろいは早く、人の一生もはかない。いつか必ず人は死ぬし、それがいつ、くるかわからない。与えられた時間をできるかぎり一生懸命生きて、自分にできる仕事を続けたいと思います。阿部さん、深い言葉をいただき、感謝しております。

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