2015年2月15日日曜日
集約化する機材
ヨーロッパの展示会にて、Barco社の新しいコントローラーを見る機会を得ました。
見た目はほとんどライティングコンソールですが、立派なスイッチャーコントローラーです。最近の状況を見てると、照明機材と映像機材のクロスカンバージェンスって、続いてると思います。
当社も、2007年のスタート時からCatalystがメイン商材で、長らくブログでいろんな事を書いてきたと思いますが、ブログだけでなくリットーさんのムック本にも書いたとおり、論旨としては、照明と映像の集約的な仕事の形でした。そこを補完するのがカタリストだと。。しかし振り返ってみると苦しんだ後がわかりますね。以下リンクを張ります。
大型映写機からデジタル時代へ
意外とシンプルなカタリストとコンゴのシステム
クリエイティブワークに貢献するCat ( カタリスト )
映像業界におけるイノベーションの風
照明と映像のはざま Part2
照明と映像の世界が、最初は互いに近づき、1つのマーケットになるかなとか勝手に解釈してたんですが、2009年くらいから、そうじゃなく、その間に生まれるハイブリッドな人が新しい会社を作ったり、新しいスタイルを生み出すかとも思いました。そうこうしてると、互いに離反してしまったようにも見えて、自分も想像した通りに世界が変わらないのを、いらだちをもって、やや投げやりな文章を書いていた時期が見て取れます。本当に苦しんでましたね。。あの頃
ただ、最近の状況はそういう新しい仕事は生まれなかったように見えて、照明と映像の狭間で働くハイブリッドなフリーランスもいたり、メディアサーバーというジャンルが確立されていたり、映像会社が照明卓を買ったりする状況で、ゆっくりした歩みですが、進化はしているように感じます。
また、さらには世界の動向を見てると、照明、映像だけでなく、音響の会社も混ざり合って大きな会社が他を吸収していく様が感じられます。これこそ集約化そのもので、企業が1つに集約化する時期っていうのは、産業が急成長の段階を終えて、安定と飽和の時期を迎え合理化を進めて行く段階とも言えます。それにしても、自分が思い悩んで、先を急いでた2005年の頃から10年が経ち、世界は大きく変化したなと思うのです。
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