2012年10月29日月曜日

アウトドアのワイヤレスDMX

















 最近、個人で購入する方も増えているルーメンレディオについて、改めて宣伝をしたいと思います。(日本語発音でルーメンラジオでなく、そこは徳永さんの歌のように、レディオでよろしくお願いします。)

今年の5月に技術認証を受けて販売開始しているものの、まだ認知度の低いアウトドアタイプのワイヤレスDMX。。いや本当に認知度が低いのは、ちゃんと宣伝してないからだと反省しきりです。もう少し努力が必要ですね。すでに半年が経過するものの、もしかするとほとんどの人が知らないのかもしれません。

しかし、このルーメンレディオのアウトドアフレックスは、優れものです。カラキネさんのプロトコルや、sACN、Artnetに加え、DALIなどの各種イーサネットプロトコルに対応し、送信受信だけでなく、リピーター機能をもつため、中継装置として利用することで、500mの通信距離をさらに拡大していく事が可能です。(km単位で通信可能です)

しかしアウトドア製品と言うだけあって、まさに設備向け製品であって、インドアタイプの小型なFXよりも筐体は大きいし、ケーブルも写真のように内部で結線して接続したら、ケーブルは外に垂れ下がったような状態でつかっていただくもの。。ゴムブッシングでケーブルを挟んで、水が中に入らないようにしてあるため、ケーブルをその都度、抜いて使う事が困難です。ただ、そのおかげで水没してもアンテナさえ空中に出ていれば、問題なく通信できます。(カバーケースも専用のラチェットで回さないと外れないです)
 まさに、屋外のタワーなんかに取り付けたり、橋のライトアップなどで風雨にさらされるような現場に設置する事を想定したものですね。

もしかすると、お城のライトアップとか、橋のライトアップ以外にも、アーキテクチャーライティングなど、いろいろ応用可能な場所があるのかもしれません。ご興味のある方は、是非、お声かけいただければと思います。(クリスマス系の演出にもぴったりです)







LEDに関して

 最近、「マイルランテックもLEDを始めたんですか?」という話になったりします。
それは、MRTEでご紹介しているルーモニックのせいもあるのですが、 これは単純に流行しているからLED化の波にのったわけではなく、この特にルーモニックに関しては、下記のような特徴から、マイルランテックのコンセプトの延長にあると考えました。

1 ネットワークのネイティブ対応(Art-netで動作する)
2 RDMをフル活用したアイデアをもつ
3 LumenRadioのワイヤレスをオプションで搭載する
4 カラーミキシングに対するコンセプトが画期的

マイルランテックがかかげる理念「ショーコントロールデジタルソリューション」の中には、「舞台における制御インフラをネットワーク化する」という仕事も含まれており、事実、これまでもいくつかの劇場でお仕事をさせていただいております。

われわれは、このネットワーク化で、舞台技術者に利便性を提供し、日本の舞台技術の発展に貢献したいという想いがあります。本当にネットワーク化は便利になるし、また世界の波はネットワーク化へと大きく動いていると感じています。

そうしたマイルランテックのコンセプトに、このルーモニックは見事にマッチしたFixtureであり、ズーム比とか明るさとか、色の数などといった視点ではなく、どうしたら正確なカラースペースを再現できるか?とか、プライマリーカラーの調整によって実現する他社のFixtureカラーへのマッチといった機能に加え、ネットワークとRDMをフルに活用することで実現可能な、素敵な未来を感じさせる製品だと思いました。

しかしながら、マイルランテックはショーコントロールの仕組み作りを主業務とする会社であり、照明器具を扱うというのは、難しいのではないか?と感じ、今の所、特別にこの製品をマイルランテックで宣伝はしていません。また、販売においても、この分野はPCライツさんと協業する事にしております。

というわけで、LED製品を販売する事だけが目的ではなく、やはりネットワーク化することの利便性、そしてその意味をみなさんに感じていただきたいという視点が先にあるということをご理解いただけたらと思っております。(この製品はLuminex製品と相性抜群だと思います。)






2012年10月24日水曜日

テレビ技術者会議にLuminex製品展示

 テレビ業界において、Luminex製品の営業と販売をお願いしている富士ライト商事さんが、第31回テレビ技術者会議に、Luminex製品を出展するそうです。

富士ライト商事さんにとって、Luminex製品は、数多くある商材のうちの1つだと思いますので、こちらから催促しにくい事もあり、直前になるまでわかりませんでした。

Luminex製品については、テレビ業界で富士ライト商事さんが宣伝していただいてるほか、音響業界ではデジコムさんのご協力をいただいており、来月のInterBEEではデジコムさんが、出展されます。また、ファイバーフォックスについても、デジコムさんのほうで展示されますので、来月はYAMAHAさんブースに、さまざまな製品が並ぶ事を期待しています。

さて、今回のテレビ技術者会議においては、展示とは言っても、それほど大きな規模ではないそうなので、しかもノード製品などは派手な演出からは遠い存在で、地味な印象になるかもしれませんが、テレビ業界の方々には、是非、ごらんいただきたいと思います。







広域避難訓練

 晴れ渡った青空とやや冷たい空気が、気持ちいいですね。本日は、当社が入居するTOCビル11階の町内会が主催する広域避難訓練です。

もし万が一、巨大な地震が首都圏を襲った時、TOCビルの地域は、比較的、安全な地域と定義されており、すぐに避難ではなく、ビルにとどまったほうが安全といわれてます。
ここは古いビルなんですが、かなり大きなビルなので、倒壊する危険は、低いとのことで、外に出るよりもとどまってビル内に1週間程度、自力で持ちこたえられるよう備蓄しましょうとなってます。

しかし1週間を越えると、さすがに食料も尽きるので、炊き出しが行われる目黒の林試の森公園に避難となるわけで、そこへ行くというのは、よほどの事だと思われますが、町内会の主催ということもあり、参加します。ちょっとした遠足ですね。これも仕事の1つです。


2012年10月18日木曜日

InterBEEは出展見送りで。。

 長い間、悩んだのですが、InterBEEへの出展は、今年は見送る事にしました。
Catalystのニューバージョンもありませんし、またカタリストコントローラーソフトも間に合いそうになく、Medialonの新製品準備もまだでは、展示できるものがないという状況のため、今年は本当に諦めました。

Luminexのスイッチ製品や、Connex製品については、デジコムさんのほうで展示していただけると思いますので、ご興味のある方は、そちらをチェックいただければと思います。照明分野としては、出展する効果に疑問がありますので、やはり残念ですが出展しません。なにしろ基本は、放送機器展ですから。。

 2008年から、毎年、趣向をこらして展示を続けてきたInterBEEですが、5回目の出展はなしになります。続けたかったんですけどね。。なんだか寂しいです。
しかし、また他の展示会などで、マイルランテックらしさをみせて行きたいと思ってますので、展示会情報などがあった時は、このブログなどでお知らせします。


ネットワークアクセサリー














 ずいぶんと時間がかかりましたが、ようやく届いたShillのケーブルリールです。
CAT6の100m巻きに利用するものなので、いつもの光ケーブル用より大きめです。巻き取り用の取手もしっかりしていて、ファイバーで使う小さいのより、高級感がありますね。多少ですが、うちでもストックしようと考えてます。

マイルランテックでは、こうしたケーブルリールやネットワークに関連するアクセサリーなども扱ってます。光パッチケーブル、DMXのオス/オスアダプター、CAT5/CAT6のイーサコンパッチケーブルなど、いろいろあります。(Connex社の取扱い品)

主要な製品は、ネットワークスイッチやノードであったりするのですが、光ファイバーや、またDMXケーブル、音響さんのAES/EBUケーブルなども扱ってますので、記憶の片隅に置いておいていただけたらと思います。





2012年10月16日火曜日

Luminex社のスイッチ製品価格

 最近、価格改定のお知らせなど、後手後手になっている点は、関係方々にはご迷惑をおかけしております。改めてお詫びいたします。
 (各方面で、新製品ラッシュという状況もあって、対応が追いついておりませんでした)

 さて、いよいよ今週のLDIにて、べガスに初上陸となるLuminex社ですが、先にお知らせした通り、スイッチ製品のラインナップが大きく変わりました。SRSが製造終了となり、GigaCore14Rがデビューしたものの、早くもGigaCore16XTと12が製品ラインナップに加わり、販売価格も一部、オープン価格となりましたので、お知らせしたいと思います。

価格表ダウンロード

照明さん向けのノード製品については、価格変更はありません。また新製品のニュースもなく、新しいファームウェアによる新機能の追加のみです。
音響さん方面においては、ただいまGigaCoreシリーズはDANTE対応のための準備をしており、この改良については、最優先で取り組んでおります。年明けには、いいニュースをお知らせできるものと思っております。

おそらく一般的な選択としては、今後、GigaSwitch8もしくはGigaCore14Rといったクラスのスイッチが照明と音響分野で利用いただけるのではないかと思いますが、GigaCore14R以上の製品については、特殊な環境になると思われますので、価格はオープン価格といたしました。と同時にSFPモジュールが必要な場合と、そうでない事もあり得るとの判断から、SFPモジュールについても。別売りとさせていただき、これもオープン価格とさせていただきました。販売価格については、販売代理店にお問い合わせください。
 




2012年10月11日木曜日

MRTのコンセプトとMRTEについて

 展示会などに出展すると、時々、”何のブースかよくわかんないね”と、少しいやな印象の言葉をもらうことがあります。(だいたい、発言する人って限定されるんですけど)

さて、何をやっているかわからない的な印象は決してお客さま向けにはよくないイメージなので、 これは解決していかねばならないと思う次第です。

マイルランテックは、決して何でも屋ではなく、明確なコンセプトがあります。
"Show Control Digital Solution" と自分では言ってるのですが、これは舞台やショー演出のための制御システムを、ネットワークベースつまりはデジタルな環境の上に構築するというもので、 当社で扱う製品はすべてこのコンセプトに関連したものになっています。

Luminex社のネットワーク製品で
作るネットワークインフラを

Connex社のデジタルケーブル
で接続し、

Catalystソフトウェアによるデジタル映像
を使った映像演出や照明演出を

Medialonショーコントロールシステムで管理する。

と、こういう概念になっています。 会社の設立当時からこのコンセプトは変わっておらず、最初はモーションイメージ、ライティングとコントロール環境の構築という発想から、カタリストなどの取扱いを開始し、今に至っています。

商品選択については、このコンセプトに沿って、ヨーロッパから製品を輸入していますが、選択時の決定要因は、自分が感動する技術という点をもっとも重視していて、自分が感激する技術なり、アイデアなりがないと、LEDのような流行ものは、まったく興味ないという感じです。

以上がマイルランテックで扱う商品とまた、そのコンセプトですが、最近、MRTEという別のサイトを運営しています。こちらは、マイルランテックが選択し、販売するシアターイクイップメントというもので、こちらも基準は感動する技術というのが基本にあって、しかし主に劇場や舞台に特化した製品の販売がメインコンセプトです。

確かに、同じ会社内で異なるコンセプトを同居させてるのが、混乱するんですが、しばらくは、この形でやらせていただきたいなと思います。そんなわけで、MRTEの宣伝をすると、実は7年ぶりかというほど久しぶりに照明関連で感動する製品に出会い、MRTEで取扱いを開始しました。私が思うにこれは、LEDのカラーミキシング概念を変えるほど画期的な製品だと思います。デモ依頼などあれば、お伺いしますので、よろしくお願いします

MRTE新製品情報

2012年10月4日木曜日

GigaCore16XTと14Rはオープンプライスに








 音響さん向けにも宣伝しておりますGigaCore14Rと16XTですが、明日は14Rが兵庫芸術文化の展示会場にあることでしょう。まだ音響分野向けには、ファームウェアの調整が必要ですが、一応年明けには、すべて完成すると予定になっております。

さて、この14Rと16XTですが、価格はオープンプライスとさせていただきます。同様にSFPモジュールの価格も別売りとさせていただき、価格はオープンとなります。

これまで、Luminex製品はすべて定価をつけて販売しておりましたが、このGigaCoreシリーズの上位機種については、機能的にも特別な製品で、あまり多くの方が選ぶスイッチではないだろうと思います。ご購入を検討されている方においては、販売代理店にお問い合わせください。ただし、GigaCore12については、GigaSwitch8と同様に定価での販売をさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。






2012年10月3日水曜日

舞台照明技術者会議にLuminexを展示

 5日に兵庫芸術文化センターにて開催される「平成24年度 全国舞台照明技術者会議」にて、弊社製品Luminexのネットワークスイッチ及びノードを展示します。

ノードはリルートができる最新バージョンで、またLuminet MonitorV2はベータバージョンですが、sACNの出力やコントロールパネルから個々のチャンネル送りもできる最新バージョンを披露します。

GigaCore14Rの展示は、公式な展示としては照明業界では初になります。(先に音響業界で展示をしていただいたのですが、照明業界は、今回初)

残念ながらGigaCore16XTは間に合いませんでしたが、関西方面の方々、どうぞGigaCore14Rを見てやってください。また、Luminex製品だけでなく、LumenRadioのワイヤレスDMXなど、最新技術の各種製品をご紹介しています。その他ネットワークに関するさまざまなご質問にも、お答えいたしますので、何卒、よろしくお願いします。




2012年10月1日月曜日

事務所移転(住所変わらず)

 この数日、TOCビル11Fの同じフロア内で引っ越しをしており、仕事らしい仕事ができずにいましたが、運良くさほど忙しくもなく、ちょうどよい時期であったかもしれません。TOCビルの良さは、広い分、いくつもの部屋があって、ちょうどよい規模の部屋に移動するのが簡単だと言う事ですね。住所も変わらずで、荷物の移動も、台車などで簡単に移動できます。当分はここから離れることができそうにありません。

さて、台風一過の今日、きれいな青空を見つめながら、また心機一転、マイルランテックらしさを出しつつ、お仕事していきたいとおもっています。今月の22日からは、新しい人材も加わる予定で、6年目のマイルランテックは、次の7年、8年、そして10周年にむけて、末永くステージのプロの方々のお役にたてる会社でありたいと思っております。
よろしくお願いします。

新しい事務所は、旧事務所を通り過ぎて、つきあたりを左に折れると見えます。 もし以前、来られてて、再度おみえになる場合は、ご注意ください。