2012年8月9日木曜日

TVの世界でもLuminexと光ケーブル













つい先日の劇場業界から一転、昨日はテレビ業界の照明さんから、FNSの仕事でLuminexを使っているので、見に来ますか?というお誘いに、代々木までリハーサル風景を見に行ってきました。

すると現場は、A-nationの仕込みになっており、そこにフジテレビさんの番組セットが組まれ、A-nationのステージの反対にもう1つのBステージ、センターにカメラ台が組まれ、左右のセットをセンターのカメラで交互に映していました。そのカメラ台のそばでは、照明デザイナーの方がプログラムしているという状況。

よって、照明のシステムの多くをA-nation用に仕込まれたものを活用、そこには別のお客さんが設置したSRSとFiberFoxのシステムが稼働中です。元々12ユニバースくらい使っているところに新たに13ユニバースを加えて、25ユニバースくらいDMXを使用しているとのことで、元々使われていたFiberFoxと光のスイッチSRSはそのまま活用、そのネットワークに持ち込んだLuminexのノードなどを接続してDMXを出力している模様です。

つくづく思うのですが、テレビもコンサートステージも、そして劇場も互いにまったく異なる分野で、照明と一口に言っても、仕事内容もそこで働く人の価値観もかなり異なり、同じ業界とは言えない独特の世界観が、それぞれにあります。

ただ共通しているのは、LED化の波とそれにともなう第2次コントロールチャンネル不足による、伝送系の進化で、ネットワーク化は避けられない時代の到来かな。。あと少ししたら、今更イーサネットがわからないとか言えない空気が全体に充満するだろうにと、昔のアナログからDMXへの変化を知る私なんかは、そう思います。そう言えば、昨日の現場も、なんだかスタッフが皆若いということと、昔ならPARを大量に仕込んだビーム照明には、LEDやらClayのシャーピーといった機材が仕込まれていて、なんとも時代の流れを感じずにはおれません。





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