2015年9月17日木曜日

ショーコントロールとメディアサーバーの相性

 
 
 
 私が2009年からショーコントロール(同期演出)に関する製品(Medialon)を扱いだしてからすぐに、いくつかのMediaServerがショーコントロール機能をもつようになったのは、気づいていたし、それでも自分の経験から、いや、そうじゃないでしょう。とあえて無視を決め込んだものの、決して、気にならない訳ではなかった。

そもそも、2007年にCatalystで提案していた事はSAMSCという制御ソフトの部分を活用したMediaServerによるショーコントロール的な価値であったわけで、MediaServerとショーコントロールの相性が高い事は理解していたから、自分の中で単なるメディアサーバーでは意味が無い、やはり周辺機器をまとめる。つなげる役目としてのカタリスト。それが、新しい価値なんだと、実はそう言いたかったのが、まさに2007年からの2〜3年の状況だった。

しかし、いくつかの体験から、1つの製品でMediaのプレイバックプログラムをしながら、ショープログラムを行うことの困難さと、よりきめ細やかなショー制御については、独立したショーコントローラーにこそ価値があると結論づけたのは、そういう、まさに自分の中でのこの分野に関する結論だった。はずだった。

それがコンピューターの進化(ソフトウェアの進化)により、例えば、当社の新製品であるModuloのように、マルチユーザーアクセスが可能で、制御プログラムが容易であれば、メディアプレイバックを実行しながら、ショープログラムを別の人が行うことは可能であり、さらに映像に関連する機器の数は多数あって、Mediaとリンクするべきものが多い事を考えると、メディアサーバーを軸にしたショー制御というのはありだなと。。d3などをみていたら思うわけです。

ただ設備におけるAV制御、しかも自動制御といった部分やライトアップの制御とかスケジュール管理とか、条件制御を必要とする特殊効果のトリガーみたいな事について、単独のコントローラーが必要な場面はあるのだけれど、それが映像を主体に展開するものについては、メディアサーバーで完結する可能性もあり得るわけで、そこに多機能なMediaServerがあって、ほとんどがTCPやUDPといったイーサネットベースで解決する機器の管理となれば、もはや専用のコントローラーなしでいいじゃない?ユーザー向けのタッチパネル画面デザインまでできるんだから。。これが今、自分の中ではじける新しい
世界だな。。おもしろい分野だ。




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