2012年9月17日月曜日

ほぼすべての機器が制御できます。














 本日のテーマは、ショーコントローラー製品としてのMedialonというより、AV制御装置としての話。映像さん向けの話です。

すでにうちがMedialonを扱い始めて3年くらいたちますが、これまでショーコントロールなんて言うわかりにくい話をしてきた故、皆、何ができるか今ひとつ、理解できずにいたのではないかと思います。今日は海外出張帰り、すぐにリクエストをくれた映像会社さんのおかげで、今まで以上に、いろいろテストできそうな気がするので、これまでの事をまとめてみたいと思います。

MedialonはRS232Cの出力、ドライ接点出力、デジタルイン(ローボルテージの電圧入力)、MIDI、DMX、RS422、タイムコード、イーサネットの入出力をもちます。
これまで、実際に確認してきたのは、RS422以外のすべてで、さまざまな製品を制御してきました。

具体的には、Barco/フォルサムのアンコールのテイクを叩く事はできました。そのほか、TCP接続によるドレミのデッキコントロール、昨日のテストではAnalogWayのスイッチャー。いずれもTCP/IP接続です。RS422接続については、以前、ある映像会社さんで行ったデモで大失敗してしまい、まったく何も動かせませんでしたが、改めて正しい変換を使えばいけるはずです。音響機器では、RS232C接続によるYAMAHAのDME64の制御は確認できています。その他、PJLinkによるパナソニックのプロジェクターなどはほぼ完璧に機能しています。(ランプ制御やタリーを受けての、画面表示など)

私自身が、主に照明をバックグラウンドにもつため、これまでDMX主体の現場で利用してきましたが、実際のところ、海外では映像さんがライブ現場で使う例も多く、各種機器の同期やリモートパネルのための装置として、今後はうまく映像さんにご活用いただきたいところです。
(現在、シーマさんが販売代理店として、お手伝いいただける事になっています)

Medialonは、さまざまな装置のデバイスデータをすでに内部にもっており、このデバイスデータを利用すれば、誰もが簡単に各種機器をコマンドデータをドラッグアンドドロップするだけで利用でき、機器特有のキャラクターを打ち込んで作業する必要がありません。

有名どころでは、Barcoのプロジェクターやクリスティーのプロジェクター、Barcoアンコール、Dataton のWatchout, エクストロンのマトリクス、BSS Sound web London、Doremi V1& Nugget など多種多様なものがデフォルトデータライブラリーにあります。

もし、このデータライブラリーに機種名がなくても、ローレベルコミュニケーターという機能を使って、任意のプロトコル選択、機器それぞれに特有のコマンドをあらかじめ、わかりやすい名前で登録しておいて、簡単に使うことができます。

各種の装置をいっぺんに操作する時や、イベント現場での同期目的など、多様な使い方が考えられます。これまで、ProとSTという2種類の装置だけのラインナップでしたが、10月からは写真のLEやXSといったより安価でライトな用途の装置も登場します。 是非、デモなどのご依頼や、販売等でご協力いただける事があれば、ご連絡をお待ちしております。





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