2012年3月31日土曜日

常識の変化 酒飲みの時間

ずいぶん久しぶりの先輩から電話をもらった。彼はもう50になるんだろうか?ずいぶんと長い時間が経ったものだと思う。あの頃はいろいろ世話になった。もう遠い昔のことで、記憶すら怪しくなってる。当時、自分は若かった。実直でひたむきだった。何にでも没頭したし、無我夢中でいろんなものを吸収した。そして同時に大事なものを数多く失いもした。そして最後は一人にもなった。いろんな思い出が蘇る声だった。

20代は、人生でもっとも多く酒を飲んだ年代だった。朝まで飲んで、毎日サウナに泊まっていた。夕方5時から飲んで次の日の朝、直接、現場に行ったりもした。しょっちゅう道ばたで倒れていた。いや、美談ではない。

今の自分なら、後輩には無駄な時間になるから、やめとけと言う。他にすべきことが山ほどある。勉強すべきことがたくさんある。時間はまったく足りてない。昔の古きよき時代の話だ。よき思い出かもしれない。けれど、当時、他にすべきことがあったかもしれない。ただ後悔はしてないし、あの頃はあれでよかった。でも今は時代が違う。そして時間配分すべき対象が増えた。

今の時代は空気が違う。風向きも変った。もっと残酷で現実的になったと思う。そしてそれまでの常識が常識でなくなる瞬間を数多く見る事にもなる。酒も常にうまいわけじゃない。そんな時代だと思う。


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